うまい棒の値段は10円ではない

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有名なお菓子でも、値段が一般に知られていることは少ないものです。大まかな金額は分かっても、1円単位で答えられるかと言えば、ほとんどの場合は無理でしょう。

しかし、うまい棒の値段を聞かれたら、多くの方が知っていると答えるのではないでしょうか。そして、その金額は10円であるはずです。たしかに、コンビ二などではこの価格で販売されています。

しかし、常にうまい棒が10円なわけではありません。1本9円で販売していることも多くあるのです。ネット通販であったり、値段を下げて販売しているスーパーや量販店では、一桁で販売している貴重なお菓子となっています。

時代の流れの中で、色々な商品の値下げが行われても、やがては値上げが行われるのがビジネスの基本です。そんな中にあって、いまだに10円やそれ以下の金額で売っていることを考えると、脅威としか言いようがありません。

子供の頃であれば、駄菓子屋に10円や20円のお菓子はいくつかありましたが、大人になってからその値段で買える商品を見ることはほとんどありません。そう考えると、企業努力をすればここまですることができると感心します。

値段の安さは質の低さを表さない

安かろう悪かろうという言葉がありますが、品質に問題があるのでは、ロングヒットにはならないでしょう。大量に出荷することや、圧倒的な知名度を得ることによって、コスト減をすることに成功していることを考えると、ビジネスモデルとしても興味深いものがあります。

うまい棒の値段を見て、このお金でもっと大きな満足感を得られる方法があるか考えてみましたが、思いつきません。そもそも、金額が小さすぎて、1本分ではほとんど何もできないのです。その価格で食べられて、しかも癖になる味わいを持っているのですから、ヒットするのも当然でしょう。

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